起業家インタビュー

  1. 起業家インタビュー : 砂川 元克さん
砂川 元克さん

砂川さんはそもそもなぜフィリピンで起業されたんですか?フィリピンで起業というのはなかなかいらっしゃらないですよね?

元々、メーカーの駐在員としてマニラに駐在していたからですね。また、小さな会社でも有能な人材を獲得し易いからです。英語も出来ますしね。日本で言えば、東大、早稲田、慶応みたいな人材が結構簡単に採用できるんですよ。起業した当初もIT事業でエンジニアを派遣するというようなことをやっていましたので、優秀な人材が確保しやすいというのは非常にやりやすかったです。

フィリピンで起業の仕方とか勉強されていたんですか?

インタビュー風景いえいえ、全くわかりませんよ。全くわからなかったので、何かヒントはあるかなと思って、日本大使館に飛び込んだんです。その当時、小渕首相のころでアジアの人材開発ということで、アジアの人材、事業に投資するファンドを持っているということだったんです。そして、その大使館で担当してくれた方がそのODA(政府開発援助)関連の担当だったようで、自分の事業プランを話したらのってきてくれたんです。そして、1,000万くらいをもらったんです(笑)。それを資本金にしたのがスタートですね。すぐになくなっちゃいましたけどね。

フィリピンで会社設立、運営することについて何か規制はなかったのですか?

いろいろありますね。業種によって異なるんですね。小売、金融、飲食とかはフィリピン人資本100%でなければいけないし、卸売、サービス業は60%をフィリピン人が持っていることが必要ですね。コールセンターとか製造業とかBPO(Business Process Outsourcing)などの輸出型の産業は外資でも100%持てたりします。

フィリピンは住みやすい環境は整いつつあるんですか?

実は10年ほど前からシニア層を誘致しようということでリタイアメントビザというのがあるんですよ。でも、フィリピンはプロモーションが下手なんですよね。

年間最低生活費がいくらあれば、生活ができるんですか?

マカティというような東京のど真ん中のようなところを借りると15万円くらいはしますね。僕は家を買ってしまいましたが。家以外は安いんですよ。住みこみの運転手が2人いて、メイドが3名いて、子供が3人いて生活費が6-7万です。10万円あれば、普通に暮らせますよ。どういう生活をするかによるんですけどね。

フィリピンでは日本人が増えつつあるのでしょうか?

インタビュー風景それはまだ感じませんね。かつて90年代から日本人による詐欺が横行したんですよ。何もしゃべらない老人をだまして、不動産を買わせたりしたのです。着手金だけ振り込ませて逃げちゃうとか。外国人もコンドミニアムは買えるんですけど、土地は持てないので1軒家は持てないんですよ。でも、シニアタウンのような青写真を描いて、お金だけもらうとか。正直、フィリピンのイメージは悪いですけど、それは日本人によってイメージを悪くされてしまったんですね。フィリピンには、僕らがいわゆるグレーゾーンと呼んでいる日本人達がいるんです。現在、フィリピンには3万人くらいの日本人がいると言われています。その中で半分の1万5千人くらいは大企業とか、外交官の駐在してる方々ですよね。それ以外の半分くらいの人は一体何をやっているか全くわからない人たちがいるんです。住んでいる場所も全く違うんですけどね。彼らによってイメージが崩れてしまったのは残念です。

では実際はイメージよりも安全なところでしょうか?

ぜんぜん安全ですよ。僕も15年間住んでいますが、スリにさえあったことはありません。もちろん、ボーっと隙だらけで歩いていれば別でしょうけど、それは日本でもいっしょじゃないですか?普通の場所で普通に暮らしていれば、何も起こらないですよ。何よりも本当に情報不足ですよね。

それ以外に起業される場所としてのフィリピンの魅力ってなんですか?

先ほども話したように、若い子が圧倒的に多いということは本当に魅力です。日本とはまったく逆ですよね。そして、あとは敵がいないということです。うちでも日本語のフリーペーパーを出しているんですが、うちしかないんです。1社ですよ。雑誌ひとつとっても独占です。ITの事業をとっても、当社と2社しかないんです。支社といっても駐在員1名くらいしかいないので、本気でやってないんですよ。市場は小さいですが、敵がいないので商機があるんですよ。

いろんな事業を手がけていらっしゃいますが、何か意図があったんですか?

インタビュー風景フィリピンはいろんな不安定なリスクがありますから、選択と集中というのは危険なんです。分散して、政治的にも経済的にリスクを分散しているんですよ。

日本よりもアジアで起業したい!と思っている方々もいるのですが、まだまだチャンスはありますよね。

めちゃくちゃチャンスですよ。マニラ首都圏の人口密度を見ても、東京の1.2倍、大阪の2.5倍あるんですよ。いくらでもお客さんはいますよ。ラーメン屋でもイタリアンでも絶対流行りますよ。健康食品とかヘルシーフードとかもいいでしょうね。インターネットビジネスもこれからですよ。ブロードバンドのユーザー数が2,400万人くらいですから、日本の7.8年前の感覚です。Eコマースなんて誰もやってないですよ。本当にまだまだこれからです。

アイマージオンラインインターナショナル株式会社 代表取締役 砂川元克

香川県出身の1969年生まれ。フィリピンのマニラにメーカー駐在員として滞在した経験を生かし、2002年にフィリピンのマニラで起業。IT事業、メディア事業、教育人材事業、メディア事業、環境事業、など幅広い分野で活動を行っている。

アイマージオンラインインターナショナル株式会社 ホームページ http://www.imergeonline.co.jp/
アイマージオンラインインターナショナル株式会社 代表取締役 砂川元克さんのプログ「マニラで働く社長のブログ」 http://ameblo.jp/manila-ceo/

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