リモートワーク疲れの正体は?抜けない疲れを解消するおすすめの方法

アカサビ ナナ

アカサビ ナナ

2021.07.19
リモートワーク疲れの正体は?抜けない疲れを解消するおすすめの方法 イメージ

「毎日満員電車に揺られて会社に行かなくていい!」
「通勤にあてていた時間を自由に使える!」

はじまったばかりの頃は、良い面によく目がいっていたリモートワーク。それが今では、「最近なぜだか疲れが抜けない…」「リモートワークになって楽になるかと思ったら逆にしんどい」そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、リモートワーク中の筆者が実際に毎日の生活に取り入れている疲れの解消法をご紹介し、リモートワーク疲れの正体についても探っていきます。

ぜひ最後までお読みください!


▼ 目次
1. リモートワークに疲れた時のおすすめの解消法6つ
1-1. 散歩やランニングで体を動かす
1-2. ゆっくりお湯に浸かる
1-3. 仕事環境を整える
1-4. コミュニケーションを意図的に増やす
1-5. ルーティンを味方に生活にメリハリをつける
1-6. 自分だけの楽しみを見つける
2. リモートワーク疲れの正体はこれです
2-1. オンとオフが切り替えにくい
2-2. 仕事環境が整っていない
2-3. 一人で仕事を抱えこみ孤独を感じやすい
3. 上手に自分を労って心地のよいリモートワークライフを!


リモートワークに疲れた時のおすすめの解消法6つ

リモートワーク中の筆者が普段の生活に取り入れている、疲れの解消法や疲れの予防に役立つアイテムをご紹介します。
 

散歩やランニングで体を動かす

毎日通勤していると、歩いたり階段を上り下りしたりと、意図せずとも体を動かす機会があります。

一方、「今日は一日家から出なかったな」なんてことも普通に起こってしまうのが、リモートワークです。

筆者もリモートワークを始めたばかりの頃は一日中パソコンの前に座って仕事、動きまわるのは家の中だけという生活がしばらく続きました。

運動不足も気になったのですが、何より次第に気持ちが疲れ煮詰まってくる感覚があったため、一日の中に軽いランニングや散歩を組み込むことにしました。

具体的には、お昼の休憩時や仕事後に30分〜40分ほどの散歩やランニングに出かけます。

疲れを取ることが目的ですので、無理は禁物。脳に新鮮な空気を取り込み、気分転換をするはずの時間が「嫌なこと」になってしまっては本末転倒です。

ランニングは走り終わったあと達成感や爽快感がありおすすめですが、しんどいときは無理をせず散歩だけでも十分にリフレッシュできます。
 
 

ゆっくりお湯に浸かる

冬場はもちろん、夏場でもシャワーだけで済ませずゆっくりお湯に浸かる日をつくると、体がほぐれ気持ちもリラックスすることができます。

のんびりお湯に浸かる日は、体に負担の少ない半身浴がおすすめです。自律神経を調整し、血行をゆるやかに促進する効果があると言われています。

 

半身浴の場合、38℃〜40℃ほどの少しぬるめのお湯に20分ほどゆったりと浸かるのがポイント。湯船に蓋がある場合は、顔だけ出して蓋をしておくとお湯の温度が下がりにくくなりますよ。

ぬるめのお湯でもゆっくり浸かると思った以上に汗をかきますので、水分を取ることも忘れずに!筆者は浴室に飲料水を持ち込んでいます。

ぼんやりと何も考えずに浸かるときもあれば、お気に入りのラジオを聴いたり本を読んだりするときもあります。クレイパック (泥パック)もおすすめです!

「毎日そんな時間は取れないよ」という方も、ぜひ週一から始めてみてください。パソコンやスマートフォンから離れて自分だけのリラックス空間を持つと、きっと気持ちも穏やかになるはずです。
 
 

仕事環境を整える

毎日の体の疲れを軽減するには、できる範囲で仕事環境を整えることも大切です。
いくつかおすすめのアイテムをご紹介します。
 

肘掛けつきの椅子

肘掛け付きの椅子があると腕を下から支えてくれるため、肩の負担を減らし、正しい姿勢を保ちやすくなります。

パソコン仕事の場合、パソコン画面を操作する際にどうしても腕を前に出す必要があります。片腕の重さは体重の約6%、体重が50kgの人であれば約3kgと言われています。それだけの重さを支えるのですから、当然肩には大きな負担が…。

腕が宙に浮いた状態ではなく、肘掛けやデスクの上に乗っている状態をつくることができると、肩まわりの負担軽減につながります。

肘掛けは、ご自身の体型やデスクの高さに合わせて位置を調整可能な可動式のタイプがおすすめです!

筆者は自宅で仕事をする際、オフィス家具で有名なオカムラの「VILLAGE VCM1」を使用しています。性能・デザイン・価格の面でバランスが良く、大変満足しています。
 

スタンディングデスク

スタンディングデスクとは、文字通り立ち姿勢のまま使用できるデスクです。

長時間の座りっぱなしは、健康への影響があると言われています。

 

筆者は仕事をする際、通常のデスクとしてもスタンディングデスクとしても使うことのできる昇降式デスクを使用しています。座った状態で体が凝り固まってきたように感じたら立ち姿勢に移行し、足が疲れてくるとまた座って仕事をします。

こまめに姿勢を変えることで、それぞれの姿勢で集中力が継続しやすくなったように感じています。

全員が座って仕事をしている状況で自分一人立って仕事をするのは少々ハードルが高いですが、自宅でのリモートワーク中であれば、気軽に試しやすいのが利点ですね。

筆者のおすすめは、Bauhutte(バウヒュッテ)の昇降式デスクです。2年ほど使用していますが、お値段が手頃でつくりもしっかりしているため気に入っています。もっと手軽に高さの調整を行いたい方は、電動昇降式もおすすめです。

体の疲れを感じている方は、スタンディングデスクの使用をぜひ検討してみてください。
 

ブルーライトカットメガネ

パソコンやスマートフォンなどの液晶画面から発せられるブルーライトを近距離で長時間浴び続けると、睡眠の質の低下や体調不良につながります。長く仕事を続けるために代替不可能な体は大切にしたいものです。

体調不良や疲れ目の予防のため、ブルーライトカットメガネを使うことをおすすめします。
 

おまけ

パソコンのディスプレイの設定を「夜間モード」や「Night Shift」にすると、ディスプレイの色が寒色から暖色に切り替わり、目の負担を軽減することができます。

Windowsの場合は、「システム」→「ディスプレイ」→「色」→「夜間モード」をオン
 
Macの場合は、「システム環境設定」→「ディスプレイ」→「Night Shift」をオン

設定時間は自分でカスタマイズすることができるため、筆者は開始を4:00、終了を3:59にして一日中Night Shiftをオンにしています。

お金をかけず簡単に設定することができるため、ぜひ試してみてください。
 
 

コミュニケーションを意図的に増やす

株式会社イーヤスの「テレワーク勤務する会社員の健康管理」に関するアンケートでは、7割以上がリモートワークにより「コミュニケーション機会が減った」と感じているという結果が出ています。

その一方で、リモートワークの普及によりZoomなどのオンラインツールが浸透し、遠方に住んでいる家族や友人ともコミュニケーションを取りやすくなったという側面も。

気の置けない人と話すことは、意外なほど良い気分転換になります。

学生時代の仲間と、最近集まれていない共通の趣味を持つ友人と、久しぶりに連絡を取りオンラインでの飲み会や近況報告会を提案してみてはいかがでしょうか。外に出て人と会いにくいこの時期だからこそ、声をかけられた友人もきっと喜んでくれるはずです。

オンラインでは、距離に関係なく気軽に集まることができるのが大きなメリットですね。

リモートワーク中の上手なコミュニケーションの取り方については、「体験してわかったテレワークで上手にコミュニケーションを取る工夫」もあわせてご覧ください!

 
 

ルーティンを味方に生活にメリハリをつける

ルーティンを取り入れ生活にメリハリをつけることで、だらだらと仕事を続けてしまったり、逆に休憩が長引いてしまったりということが起こりにくくなります。

・仕事前に普段着から仕事着に着替える
・午前中の仕事がひと段落したらコーヒーを飲む
・仕事中は自分が集中しやすい音楽を流す

など、ご自身にあったルーティンを取り入れてみてください。

ちょっと変わったところでは、「毎週水曜日は、近所の美味しいパン屋さんまで昼食を買いにいく」といったルーティンもおすすめです。午前中の仕事がサクサクとはかどるようになりますよ!

リモートワーク中のルーティンに関しては、「テレワークの生産性を劇的に高めるルーティン作り!集中力を高める秘訣とは」でも詳しく解説しています。

 
 

自分だけの楽しみを見つける

リモートワークにある程度慣れてきたら、今まで通勤にあてていた時間を上手に使い朝や夜に自分だけの楽しみの時間をつくってみてはいかがでしょうか?

趣味や副業のスキルアップのための勉強をするのもいいですし、料理の腕を磨く、筋トレで体改善!など、自分のテンションが上がるような目標を設定して取り組むのもいいですね。

できれば毎日したことを記録していくと、見返したときに達成感を得ることができ継続しやすいのでおすすめです。

毎日の生活にメリハリがつき楽しくなるので、ぜひ試してみてください。
 
 

リモートワーク疲れの正体はこれです

一日しっかり働くと疲れるのはある意味当然のこと。毎日通勤して会社で働いていたときも、一日が終わるころにはぐったり…という方も多かったのではないでしょうか?(私はそうでした)

ところが、通勤がなくなった分楽になるかと思ったリモートワーク。「なぜだか思ったほど楽にならない」「むしろ疲れる」── そんな声もよく耳にします。この章ではリモートワーク疲れの正体を探ります。
 
 

オンとオフが切り替えにくい

リモートワークは通勤する時間と労力が省けますが、裏を返すと常に仕事ができる状態にあるということ。

業務終了後や休日までついついメールを確認してしまったりプライベートの携帯電話に頻繁に仕事の電話がかかってきてしまい、気が休まらなかったり、といったことを経験されている方も多いと思います。

メリハリをつけて気持ちよく働くことができるよう、会社の方針としてもまた自分が他の社員に接するときの配慮としても、緊急時を除き業務時間外の対応はしないさせないということを意識していきたいですね。
 
 

仕事環境が整っていない

リモートワークになり、環境が整っていない自宅で仕事を進めなければいけない人も多いと思います。

家庭の事情によって仕事専用のスペースを用意することが難しい、円滑に仕事を進めるための備品が足りていない、長時間の使用に不向きな机や椅子での作業などの要因があります。

できる範囲で仕事環境を少しずつ整えていきたいですね。

 
 

一人で仕事を抱えこみ孤独を感じやすい

リモートワークは互いの状況が見えにくい分、一人で仕事を抱えこんでしまいがちです。

さらに「あの資料助かったよ」「この間の〇〇ありがとう」といった何気ない会話が減ってしまうこともあります。

ちょうど良い距離感で互いを気にかけ、困ったことがあればすぐに相談できる雰囲気を普段からつくっておくことは、リモートワークを円滑に進めるための大切なポイントです。

同じ場を共有し直接顔を合わせてのコミュニケーションが減ってしまうリモートワークだからこそ、いつも以上に丁寧に「ありがとう」や「お疲れさま」を伝えていけるといいですね。
 
 

上手に自分を労って心地のよいリモートワークライフを!

「疲れた」「しんどい」は、心や体が発する大切なサインです。疲れを溜めこんでしまう前に自分の疲れはどこからきているのか原因を探り、ぜひ本記事で紹介した解消法を試してみてください。
 

アカサビ ナナ
この記事を書いた人

アカサビ ナナ

フリーライター。読む・書く・登る(山登りとクライミング)が大好きです。