テレワークにおすすめのコンパクトな椅子5選! 機能性・デザインどちらも良し

アカサビ ナナ

アカサビ ナナ

2021.10.04
テレワークにおすすめのコンパクトな椅子5選! 機能性・デザインどちらも良し イメージ

テレワークの普及にともない、ご自宅での働く環境に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

特に一日中座って仕事をすることの多いテレワークにおいて、椅子は作業効率に影響を及ぼす重要なアイテムです。

長時間座って作業することを前提につくられていない椅子は、体への負担も大きく、仕事に集中することが難しくなります。一方で、ヘッドサポートつきなどのあまりに大きなサイズのワークチェアでは、家の中に置くには場所を取りすぎる、暮らしに圧迫感が生まれるといったテレワークならではの悩みも。

そこで今回は、機能性とデザインの両方にこだわり、長時間座っていても疲れにくいコンパクトなワークチェアを5点ご紹介します。ご自宅での快適なテレワークのため、椅子選びに迷われている方はぜひ参考にしてください。


▼ 目次
1. テレワークにおすすすめの椅子とは?
2. 「働く」と「暮らす」が交差するリビングワークチェア
3. デザイン・価格・機能性の三拍子揃ったチェア
4. 細部にまでこだわりのつまったオカムラの自信作
5. 畳むと厚さ3cm たばこケースと同じ厚みの折りたたみチェア
6. 低めの背もたれで腰回りを優しくサポート
7. 自分にあった椅子でテレワークを快適に


テレワーク向けコンパクト椅子

テレワークにおすすすめの椅子とは?

テレワーク用の椅子を選ぶ際は、以下の3つのポイントを参考にしてください。

1. 自分の身長や体格にフィットしているか
 
2. 長時間使用することを前提につくられているか
 
3. 生活空間とのバランスが取れているか

小柄な方の場合は特に、体格に対し座面の奥行きがありすぎると、せっかくの椅子の機能を活かすことができない上、かえって体への負担が大きくなってしまうことがあります。

「腰回りをサポートする背もたれにうまくフィットしない」「座面の前縁部に膝裏が圧迫されてしまう」などが起こり得るため、全体のサイズ感は自分にあった椅子選び際の重要なポイントになります。

さらに、座面の高さは平均40cm前後が望ましいとされていますが、身長や体格によっても異なります。ご自身の体格や使用しているデスクの高さとマッチしたもの、または調整できるものを選ぶことをおすすめします。

椅子の高さの目安

・座面の奥まで座ったときに、足裏全体が床につく
・座面と膝の高さが平行、もしくはわずかに膝が高い

机の高さの目安

・上記の姿勢で椅子に座り手を机の上に置いたとき、肘が90度に曲がる

またイームズチェアやロッキングチェアなど長時間座ってPC作業することを目的につくられていない椅子は、座面が硬すぎたり、背もたれが体に合わなかったりといったことがあるため注意が必要です。

「デザインは良いのだけれど長時間座って作業するには・・・」とならないためにも、デスクワークを想定して開発された椅子を選ぶよう心がけてください。

反対に、高機能だからといって家の中のスペースに対しあまりに大きなサイズの椅子を用意してしまうと、生活の邪魔になってしまうことがあります。仕事専用のオフィスではなく生活空間で働くことになるテレワークでは、暮らしになじむデザインでストレスなく使用できる椅子を選ぶことも大切です。

次章からは、機能とデザインの両方に着目し、テレワークにおすすめのコンパクトなワークチェアをご紹介します。

 

「働く」と「暮らす」が交差するリビングワークチェア

vertebra03(バーテブラ03)|ITOKI

テレワーク向けコンパクト椅子
画像引用:ITOKI公式サイト

参考価格 53,600円〜(税込)
サイズ キャスター付き:幅560×奥行515×高さ775〜890mm
4本脚 スチール:幅560×奥行515×高さ810mm
4本脚 木:幅570×奥行515×高さ810mm
上下昇降機能 キャスター付き:あり
4本脚:なし
張り地 背・座ともに布地張り
タイプ キャスター付き5本脚タイプ / 4本脚 スチールタイプ / 4本脚 木タイプ
URL https://www.itoki.jp/products/chair/vertebra03/

2019年11月、昨今の多様な働き方に応えるべく初代「Vertebra」から38年の時を経て、「vertebra03」が誕生しました。

長時間の作業をサポートする細部まで計算し尽くされた機能性と、リビングに置いても違和感のない高いデザイン性が最大の特徴です。

オフィスチェアとして有名な「アーロンチェア」は、3サイズあるうちの最小のタイプのものでも幅・奥行ともに655mmあるのに対し、「vertebra03」の幅は560mm、奥行は515mmと、どちらも10cm前後の差があります。

PC作業などで前傾になる際は、座面の前縁部が最大10°たわみながら傾き、太腿の圧迫感を軽減します。軽く背にもたれると座面が前方にスライドし、自然な体勢をサポート。完全に背にもたれると、最大15°後ろへ傾き、リラックスした体勢をとることができます。

現代の多様な働き方にフィットするよう新たなデザインと機能性を追求し、快適な座り心地を実現したITOKIの「vertebra03」は、仕事と暮らしの調和を大切にされる方におすすめです。

手元の肘掛けで簡単に操作できる昇降機能のあるキャスター付きタイプと、より暮らしにフィットした佇まいの4本脚タイプがあります。

 

デザイン・価格・機能性の三拍子揃ったチェア

Opti(オプティ)|コクヨ

テレワーク向けコンパクト椅子

参考価格 18,260円〜(税込)
サイズ ロータイプ:幅630×奥行630×高さ815〜905mm
ハイタイプ:幅660×奥行660×高さ855〜1005mm
上下昇降機能 あり
張り地 背・座ともにポリエステル
タイプ ロータイプ / ハイタイプ
オプションでアームレストあり
URL https://workstyle.kokuyo.co.jp/shop/pages/g001-opti.aspx

デザイン・価格・機能面でバランスのとれた、在宅ワークに最適なコクヨの「Opti(オプティ)」です。

ロータイプとハイタイプの2種類から、ご自身の身長や使用するデスクの高さに合わせてサイズを選ぶことができます。どちらのタイプにも上下昇降機能がついています。ハイタイプは、使用しないときは後ろに回すことができるフットレスト付きです。

厚み6cmの程よい柔らかさのクッションが、快適な座り心地をサポート。座面には、長時間座り続けても疲れにくいフレックスモールド構造を採用し、体圧の偏りを軽減しています。

座面はそのままの位置で、背もたれのみが後ろに可動する背ロッキング機能付きです。

カラーも豊富で、淡い優しい色合いのものから、スタイリッシュな真っ黒のものまで6色展開されています。「部屋に置くなら、ビジネスライクなものよりも温かみのあるデザインの椅子がいい」という方にもおすすめのワークチェアです。

ヘッドサポート付きの高機能タイプのオフィスチェアになると、高さが1200mm前後になってしまいますが、「Opti」は900mm前後と、圧迫感を感じにくいコンパクトなつくりとなっています。

リビングやダイニングなどの生活空間にもなじみやすいカジュアルなデザインと、必要十分な機能を兼ね備えた製品です。

 

細部にまでこだわりのつまったオカムラの自信作

norm(ノーム)|オカムラ

テレワーク向けコンパクト椅子

参考価格 28,270円〜(税込)
サイズ 肘無し:幅460×奥行520×高さ755〜847mm
可動肘付き:幅610×奥行520×高さ755〜847mm
上下昇降機能 あり
張り地 背・座ともにポリエステル
タイプ 肘無し / 可動肘付き
URL https://interior.okamura.co.jp/home/norm/8cb5ka.html

言わずと知れた日本を代表する大手オフィス家具メーカーのオカムラが手がける「norm」です。

仕事部屋だけでなくリビングで使うことも想定し、樹脂部や金属部をできるだけ見せないつくりになっています。

「生活空間に、見るからにオフィスチェアっぽいものは置きたくない」という声に応え、背もたれ全面に味わいのある張り地を使用し、生活空間にもなじみやすいソファのような見た目を実現しました。

機能面も充実しており、体重を預けると後方に倒れる背もたれは、座面下の調整ハンドルでお好みの反発力に調整が可能です。

可動肘には10段階の調整機能が付いており、最大90mm上下に動かし位置を変更することができます。

同メーカーの人気の上位機種モデル「コンテッサ セコンダ」と比較しても、奥行きで15cm以上のサイズの差がある本製品。

コンパクトな設計のインテリア・ワークチェア「norm」は、居住空間を最大限尊重しつつも、テレワーク時の快適性は妥協せず自分仕様に細かく調整したい方におすすめです。

 

畳むと厚さ3cm たばこケースと同じ厚みの折りたたみチェア

Pocket Color| AREA declic(エリア・デクリック)

テレワーク向けコンパクト椅子
画像引用:FLYMEe

参考価格 13,750円〜(税込)
サイズ 幅450×奥行450×高さ780mm
上下昇降機能 なし
張り地 背・座ともにポリプロピレン
タイプ 1タイプ3カラー
(別シリーズで背・座がウッド調のもの、背・座とフレームの配色と素材が異なるものを展開)
URL https://flymee.jp/product/21611/?pi_id=190055

イタリア発の家具ブランドAREA declicが手がける、多様な使い方ができる折りたたみチェアです。

AREA declicの”pocket”シリーズの一番の特徴は、なんといってもその薄さです。折りたたむとわずか3cm、たばこケースと同じくらいの厚みになります。

持ち運びも手軽で、少しの隙間に収納することができるため、限られたスペースをフル活用したい方におすすめです。普段使いはもちろん急な来客時にもさっと出してスマートに活用することができます。

「Pocket」「Pocket Wood」「Pocket Color」と3シリーズ展開されている中で、今回ご紹介する「Pocket Color」は、北欧テイストの洗練された色味とデザインが特徴です。フレームは丈夫なスチール、背もたれと座面にはポリプロピレンが使用されています。

背中にフィットするようにカーブした背もたれと、ヒップラインに沿うように少しへこみ加工がされた座面によって、折りたたみチェアでありながら、高いホールド感を実現しています。

 

低めの背もたれで腰回りを優しくサポート

カジュアルオフィスチェアー| PANNA(パンナ)

テレワーク向けコンパクト椅子
画像引用:Amazon

参考価格 8,980円〜(税込)
サイズ 約幅470×奥行600×高さ705〜800mm
上下昇降機能 あり
張り地 背・座ともにポリエステルまたは合成皮革
タイプ 1タイプ10カラー
張り材はファブリック/PUレザー(合皮)の2タイプ
URL https://item.rakuten.co.jp/alamode/42-540/

低めの背もたれで見た目にも圧迫感を与えない、カジュアルなワークチェアです。

コンパクトながらも腰回りをしっかり支えられるよう、背もたれの中央部は緩やかな曲線を描くように設計されています。側面は少し前方にカーブしており、ちょっと肘を置くのにもちょうど良い高さとなっています。

座面の高さを簡単に調節できる昇降レバーと、移動に便利なキャスター付き。360°回転するので、立ったり座ったりの動作もストレスなく行うことができます。

張り材は、さらっとした手触りの良い布地タイプと、高級感があり手入れも簡単な合皮タイプの2種類です。両タイプ合わせて計10色展開されているため、お部屋のインテリアにぴったりのものを選ぶことができるのも嬉しいポイントです。

コンパクトでカジュアルなデザインですので、スペースが限られるワンルームの部屋との相性も良く、仕事以外のときはダイニングチェアとしても使うことができます。

税込8,980円のお求めやすい価格にも注目。シンプルで手頃な価格のワークチェアを探している方におすすめです。

 

自分にあった椅子でテレワークを快適に

今回は、デザインや機能面に着目し、テレワークにおすすめのコンパクトなワークチェアを5点ご紹介しました。

様々な事情から仕事専用のスペースが十分に取れないことも多いテレワーク。ある程度スペースを占め、家の中で存在感を発揮するワークチェアは、少しでも快適に仕事をし暮らしていくためにも、重要なアイテムです。

ぜひ自分の体型や生活スタイルにあった椅子を選んで、快適なテレワーク生活を送ってください。

※参考価格はいずれも2021年9月時点のものです。
 

アカサビ ナナ
この記事を書いた人

アカサビ ナナ

フリーライター。読む・書く・登る(山登りとクライミング)が大好きです。