「場所がない」「集中できない」を解決。テレワーク用折りたたみデスクを紹介!

小暮ひさのり

小暮ひさのり

2021.08.23
「場所がない」「集中できない」を解決。テレワーク用折りたたみデスクを紹介! イメージ

ロケーションを問わず仕事に向かえるテレワーク。かつてはフリーランスの特権でもあった働き方ですが、昨今では多くの業種で採用され、すっかり「当たり前」の業務形態として浸透しています。

しかし、誰もが自宅に仕事ができる環境があるとは限りません。仕事用にPCデスクを設置するとなれば、コストもスペースも必要。子育て家庭などでは、デスクを設置する部屋・スペースが無い!という声も多く聞こえてきます。

また、テレワークとオフィス出社を組み合わせたハイブリッド式のワークスタイルも増えているため、せっかく買ったPCデスクを遊ばせてしまうことに抵抗感を感じて、デスク導入に足踏みしている人も多いのではないでしょうか。

そこで、おすすめしたいのが折りたたみ式のデスクです。

テレワークの日は展開して仕事モードへ。仕事が終われば折りたたんで生活空間を確保するといった、柔軟なスペース運用が可能。デスクによっては持ち運びもできるので、生活スタイルや家族との時間に合わせて仕事部屋を変えるといった「宅内ノマド」もOK。

ここでは、それら便利な折りたたみデスクの中から、カジュアルに選べるエントリー価格のモデルを中心にピックアップしてみました。

今後も長引く可能性のあるテレワークシーンにおいて、身体への負担、居住空間への負担、家族への負担を減らすため、自分のライフスタイルにマッチしたデスクを見つけてみましょう。


▼ 目次
1. 軽量で持ち運びもOK。費用対効果の高い折りたたみデスク
2. 作業に集中できる本格派。リビング作業向け折りたたみPCデスク
3. キャスター付きで移動も楽々。家事にも活躍するちょい出しデスクも
4. 文具や建材メーカーも注目する折り畳み・簡易組立デスク
5. 身体への負担軽減にもつながる。効率アップにはデスクで正しい姿勢を!


テレワーク_折りたたみデスク

軽量で持ち運びもOK。費用対効果の高い折りたたみデスク

FEIGOUZI サイドテーブル

まず個人的な採用例からご紹介すると、私はコンパクトな折りたたみテーブルを時にPCデスクとして利用しています。

■基本情報

寸法 幅52×奥行39×高さ52-70cm
重量 約2.75kg
耐荷重 約13.5kg
参考URL https://www.amazon.co.jp/dp/B08THBHW32/

2.75kgと重量が軽く、持ち運びもOK。私は同じ部屋にこもっていると極端に作業効率が落ちるので「宅内ノマド」や「車内テレワーク」を頻繁に行うのですが、このデスクのおかげで座椅子が、ソファが、車内が。座る場所さえ用意できれば、そこが即ワークスペースになるのです。

スペース的には、幅52×奥行39cm。ノートPCを1台置ける程度ですが、高さ調節も52〜70cmで可能で、画面を見やすい高さに置いて作業できるので、首や肩へ負担軽減になります。

軽さゆえ激しくタイプすると、振動が伝わってPCが揺れますが、剛性に不安を感じるほどではありません。

テレワーク_折りたたみデスク

個人的におすすめな車内テレワークでもジャストなサイズ。自宅にこもって仕事に向かう日々に疲れた時は、車にデスクを積んで、ちょっとした非日常な走る仕事部屋を楽しんでみるのもおすすめです。
 

テレワーク_折りたたみデスク

用が済んだらフラットな形態にして、ちょっとした隙間にも追いやることができます。この収納性の良さも選択理由です。

本格的なデスクに比べると、広さや丈夫さは及びませんが、折りたたみデスクの中でも特にフットワークとコストに優れているので、テレワーク用スペースを確保できるまでのつなぎとして、宅内ノマド用や、車内テレワーク用としておすすめです。

 
 

作業に集中できる本格派。リビング作業向け折りたたみPCデスク

先程紹介したものは、簡易的なデスク(テーブル)でしたが、もっと本格的なPCデスクも折りたたみモデルがあります。たとえば山善は複数の折りたたみ式デスクを選べます。
 

山善 折りたたみデスク PST-8040

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:Amazon

 

幅80×奥行40×高さ70cm。ノートPC1台とマウス、周辺機器がいくつか置くことができるコンパクトな折りたたみデスク「PST-8040」シリーズ。

■基本情報

寸法 幅80×奥行40×高さ70cm
重量 7.6kg
耐荷重 20kg
参考URL https://www.amazon.co.jp/dp/B08B3R8FS1/

天板に合板、脚部はスチールで、一見通常のデスクのようにも見えますが、天板下部のストッパーのロックを外すことで、かんたんに展開・折りたたみが行えます。

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:Amazon

 
折りたたんだ時の厚みは6.5cmとこちらもコンパクトに収まります。ただし、作りがしっかりしている分、7.6kgと重量があるので、部屋をまたいだ利用は不向き。リビングやダイニングなどで、必要なときに展開するといった用途向けです。

 

山善 折りたたみコーナーデスク RPSTC9060H

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:Amazon

 
PC2台、もしくはタブレットやモバイルモニターなどを設置して作業スペースを広く確保したい場合は、同じく山善の「RPSTC9060H」シリーズも検討してみましょう。こちらは折りたたみデスクながら、作業スペースの広いL字天板を採用したモデルです。

■基本情報

寸法 幅90×奥行60(正面45cm)×高さ70.5cm
重量 約9.5kg
耐荷重 20kg
参考URL https://www.amazon.co.jp/dp/B08QVQZTLK/

幅90×奥行60(正面45cm)×高さ70.5cm。L字デスクならではの突き出しによってPCを並べた時の圧迫感が少なく、右手を広く使えるためマウスを動かすスペースを広く確保できるなど、作業動線も良くなります。

こちらも折りたたみ時は6.5cmとコンパクトになるので、壁に立てかける、家具の隙間に収納するなど、限られたスペースを最大限に有効活用できます。

 
 

キャスター付きで移動も楽々。家事にも活躍するちょい出しデスクも

アイリスプラザ 折りたたみデスク OTTD-80

合板とスチールで構成される折りたたみデスクは、作りがしっかりとしているため耐荷重も高め。PCや周辺機器も安定して設置できるというメリットがありますが、その分本体重量が重くなります。

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:アイリスプラザ

 
もし頻繁に設置場所を変えるなら、アイリスプラザのキャスター付き折りたたみデスク「OTTD-80」シリーズがおすすめです。

■基本情報

寸法 幅80×奥行40×高さ70cm
重量 6.5kg
耐荷重 20kg
参考URL https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=7174340F

幅80×奥行40×高さ70cmと、PC1台での作業に適したサイズ感で、天板の固定は左右のロックから。ボタンひとつで操作できるかんたん設計で、力を入れずに折りたためます。

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:アイリスプラザ

 
脚部にはキャスターが付いているので、移動時は持ち上げ不要。キャスターを転がせばOKなので、女性でも手軽に隙間から出し入れできます。

テレワーク時のPCデスクはもちろん、家事で利用したり、来客時にダイニングテーブルを拡張するなど、さまざまなシーンで使い勝手の良いデスクではないでしょうか。

幅90×奥行45cmの一回りサイズの大きな「OTTD-90」シリーズもあるので、使いやすいサイズを選びましょう。

 
 

文具や建材メーカーも注目する折り畳み・簡易組立デスク

昨今のテレワークの需要の高まりと、日本の家庭の狭小問題を受け、文具メーカーや建材メーカーも折りたたみデスクや簡易組立デスクのラインナップを追加しています。
 

コクヨ リビングワークデスク

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:コクヨ

 
自宅にデスクを置くスペースを確保できない在宅ワーカーに向け、文具メーカーのコクヨが販売したのが、折りたたみタイプのワークデスク「リビングワークデスク」

■基本情報

寸法 幅80×奥行45×高さ72cm(背面ポケット含む高さは92cm)
重量 9.54kg
耐荷重 20kg
参考URL https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/industry_other/20210423kau.html

幅80×奥行45×高さ72cm(背面ポケット含む高さは92cm)と、PC1台分を置けるコンパクトな折りたたみPCデスクで、必要なタイミングだけワークスペースを展開することができ、使わない時はフラットな形状に折りたためます。

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:コクヨ

 
他の折りたたみデスクとの差別化として、このデスクにはノートや付箋、ペンやハサミ、ケーブル類などを収納できるポケットが用意されているところ。収納力が無い折りたたみデスクの欠点を上手に補っている、コクヨらしいプロダクトとなっています。
 

パナソニック KOMORU(コモル)

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:パナソニック

 
パナソニックの建材部門、ハウジングシステム事業部が販売しているデスクが、約1平米の半個室空間を作れる、組み立て式デスク「KOMORU(コモル)」です。

■基本情報

デスク寸法 幅82.7×奥行44.1×高さ70cm
有孔ボード寸法 幅90×奥行77.2×高さ120.2cm
重量
耐荷重 40kg
参考URL https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/08/jn200803-2/jn200803-2.html

こちらは折りたたみ式ではありませんが、リビングなどの共有空間に、プライベートな半個室を追加できるのがポイント。

テレワーク_折りたたみデスク
画像引用:パナソニック

 
2面が有孔ボードになっており、ケーブルや充電器、ヘッドフォンなどテレワークに必要なアイテムを吊るし収納できる他、リビングのインテリアで飾ることもできます。

いくら折りたためると言っても、仕事のたびにデスクを出し入れするのはやはり手間。こうした、空間の一部として有効活用できるデスクも、現代ニーズに沿ったソリューションだと言えるでしょう。

 
 

身体への負担軽減にもつながる。効率アップにはデスクで正しい姿勢を!

ノートPCだから、デスクなんてなくても膝上で……。といった考えも浮かぶかもしれませんが、1日中PCに向かうテレワークで、そのスタイルは危険です。画面を覗き込む姿勢になってしまうため、どうしても首や肩への負担が積ってしまうのです。

こうした正しくない姿勢でのPC操作も、テレワーク疲れのひとつだと言えます。仕事効率へも影響を及ぼしてくるので、なるべくPCはデスクに置き、顔を正面へ。正しい姿勢で向かうことで、身体への負担を減らしましょう。

設置場所がなくても大丈夫。手軽に購入、展開、収納できる折りたたみデスクなら、テレワークが抱える「場所がない」「集中できない」も解決できます。

小暮ひさのり
この記事を書いた人

小暮ひさのり

PC誌やWEB媒体を中心に執筆しているテクニカルライター。特技はお掃除で、ハウスクリーニングアドバイザーの資格も所有している。
 
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