テレワークの照明環境を改善するおすすめデスクライト&web会議用ライト6選

井上晃

井上晃

2021.07.29
テレワークの照明環境を改善するおすすめデスクライト&web会議用ライト6選 イメージ

テレワークや在宅勤務そのものには慣れてきたものの、デスク周りの照明がイマイチで我慢しながら作業しているという人も多いのではないでしょうか。

特に、どうしてもPC画面のなかだけでなく、紙の書類を扱ったり、モノを触る必要がある職業の場合には、手元を十分に照らすことが必要になります。照明を取り扱うメーカーもこうした用途を想定して製品を展開しているところが多いようです。

デスクライトの選び方は様々あると思いますが、本記事ではあまりにも高額なデザイナーズ照明は省きつつ、“手を伸ばしやすい価格帯で機能性の高いライト”をいくつかピックアップしてみました。

また、テレワークという視点では、web会議用の照明も徐々に増えてきています。

このジャンルは大手照明メーカーがそれほど積極的に展開している様子はないのですが、IT周辺機器メーカーや、ECサイト等を中心に展開する新興企業などが、LEDライトを備えたスタンドやライトなど、多様な製品を展開しています。こちらも数点をピックアップしたので、合わせて確認していきましょう。


▼ 目次
1. 在宅勤務向けの定番デスクライト
1-1. 山田照明|Z-10D
1-2. ツインバード|LEDダブルアームライト REFLECTECH Pro(LE-H832W)
1-3. パナソニック|LEDデスクスタンド(デスクライト)SQ-LD560
2. 気になるweb会議用ライト
2-1. サンワサプライ|リングライト(品番:200-DGCAM030)
2-2. RINGOOD|ウェブカメラ LEDライト付き
2-3. Kimwood|ミニ型 LEDリングライト(LT-R5)
3. まとめ


在宅勤務向けの定番デスクライト

山田照明 | Z-10D

価格 1万2,000円前後(Amazon.co.jpの価格)
http://www.zlight.net/product/LED/Z-10D/

山田照明|Z-10D

 

重量 4.5kg
光源 LED(5000K昼白色)
演色性 Ra90
定格光束 1055lm
調光 無段階(5%~100%)
ケーブル長 約1.5m

国産照明メーカーの老舗、山田照明が展開する「Z-Light」シリーズの一つ。柔軟な可動域を持ったアームは平行移動によって、デスクの広い範囲を照らせることが特徴です。

光源にはLEDが採用されつつも、自然光に近い色味を表現できるRa90の「演色性」の高さにもこだわりつつ、定格光束(LED照明器具から放出される初光束の値)も高い逸品です。

さらに、手元の影を柔らかくする工夫も施されており、細かい作業にも影が支障をきたしません。なお、スタンド部については、スマホやタブレットを立てかけられるおまけ機能に注目です。
 
 

ツインバード | LEDダブルアームライト REFLECTECH Pro(LE-H832W)

直販価格 2万2,000円
https://www.twinbird.jp/products/leh832.html

ツインバード|LEDダブルアームライト REFLECTECH Pro(LE-H832W)

 

重量 1.3kg
光源 LED(5000K昼白色)
演色性 Ra90
器具光束 648lm
調光 無段階
ケーブル長 約1.8m

国内シェアでも上位を占める照明ブランドで展開するプロフェッショナル仕様のデスクライト。クランプ式ダブルアームによって、欲しいところに照明を向けやすい設計を採用します。関節部のゆるみを工具なしで解消できるネジ式の作りもユーザーフレンドリーです。

なお、こちらもRa90という演色性の高さを誇り、デザイナーやフォトグラファーの需要にも応えやすい製品となっています。
 
 

パナソニック | LEDデスクスタンド(デスクライト)SQ-LD560

価格 1万6,000円前後(ビックカメラ.comの価格)
https://panasonic.jp/topics/2021/05/000000471.html

パナソニック|LEDデスクスタンド(デスクライト)SQ-LD560
画像引用:PRTIMES

 

重量 1.5kg
光源 LED(6200K)
演色性 Ra83
器具光束 950lm
調光 7段階
ケーブル長 約1.7m

PCがくっきり見える5000Kの色温度と、読書など紙面文字の読み取りに適すると言われる6200Kの色温度を切り替えられるのが特徴。アーム部のデザインはミニマムでありつつも、真下に向かって照らせる角度を調整でき、PC用のモニタなどの上部に位置させても画面を遮らずに済みます。

スタンド部にはUSB端子を搭載しますが、0.5A以上の機器接続は不可とされている点は要確認です。

調光については、インジケーターを指でなぞって7段階で行えます。なお、演色性は先の2製品にやや劣るので、色味の正確さにこだわる職業の場合などは、差異を確認しておきましょう。
 
 

気になるweb会議用ライト

サンワサプライ | リングライト(品番:200-DGCAM030)

価格 4,980円(メーカー希望小売価格)
https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/200-DGCAM030

サンワサプライ|リングライト(品番:200-DGCAM030)
画像引用:PRTIMES

 

重量 1.3kg
光源 LED(白色、ミックス、暖色の3色)
演色性 不明
明るさ 800lm
調光 10段階
ケーブル長 約2m

ポール部分を51cm~165cmまで調整できるウェブカメラ・スマートフォン用のLEDリング付きスタンド。リングライト中央のホルダーにスマートフォンを固定するなどして、そのままビデオ通話などを行えます。

卓上にスタンドを設置するためのスペースが十分にない場合でも、床にスタンドを設置して伸ばすことができるのが特徴です。コンパクトに折り畳めるので、非使用時にも収納場所に困りづらく、携帯もしやすいと言えます。
 
 

RINGOOD | ウェブカメラ LEDライト付き

3,999円(Amazon.co.jpの価格)
https://www.amazon.co.jp/RINGOOD-ステレオマイク内蔵-レンズクロス付き-H-264ビデオコーディング-オートフォーカス/dp/B08TM26B52

RINGOOD|ウェブカメラ LEDライト付き
画像引用:Amazon.co.jp

 

重量 不明
光源 LED(2色)
演色性 不明
明るさ 不明
調光 3段階
ケーブル長 約1.4m

LEDライトを備えたウェブカメラで、1080p・フルHD、200万画素での広角撮影をしつつ、照明も兼ねることができます。ドライバーのインストールが不要で、ケーブルを接続するだけですぐ使えるため、周辺機器の扱いに慣れていない人にもおすすめ。ステレオマイクも搭載します。

1年間のメーカー保証が付いており、価格も手頃なのでweb会議中の照明にのみ悩んでいる場合には、検討しやすい候補となるでしょう。
 
 

Kimwood | ミニ型 LEDリングライト(LT-R5)

2,080円(Amazon.co.jpの価格)
https://www.amazon.co.jp/【業界一番ミニ型】LEDリングライト-オンライン会議ライト-ビデオカメラ撮影-Facebook-5色モード-6段階調光/dp/B091DN1NVL/

Kimwood|ミニ型 LEDリングライト(LT-R5)
画像引用:Amazon.co.jp

 

重量 不明
光源 LED(5色、3200K~6500K)
演色性 不明
明るさ 不明
調光 1~100%
ケーブル長 約2.3m

webカメラはPCのものを使えば良いという場合には、ノートPCやモニターに固定できるリングライトも狙い目。例えば、こちらのKimwoodの製品は、Amazon.co.jpの売り上げランキングにおいて、撮影用定常光ライトカテゴリの上位を占める製品です。

同製品はスポンジ付きのクリップでノートPC上部に固定しつつ、USB接続によってバスパワーで駆動。ポールジョイントによって360度方向を調整できるので、カメラに重ならないように設置しつつ、適切な角度に調整できます。色温度も5パターンで切り替え可能です。
 
 

まとめ

一言で「テレワーク向けの照明」と括っても、その実は様々なスタイルの製品が存在します。特に、デスクライトが欲しいのか、web会議用のいわゆる「女優ライト」的製品が欲しいのかで、検討すべき選択肢も変わってくるわけです。

上記で紹介したように、デザイナーのように手元の色味にこだわる必要があるならば、老舗メーカーが展開する演色性の高いプロフェッショナル向けのデスクライトを狙うのが良いでしょう。

また、手早くweb会議の映像を綺麗にしたいという場合には、ECサイト経由で購入できるリングライト系の製品をまず検討してみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

井上晃

フリーライター。スマートフォンを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。
 

Twitter:@kira_e_noway