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バーチャルオフィスでも安心して使えるGMOあおぞらネット銀行とは?

GMOあおぞらネット銀行に聞く、起業初期に最適な金融機関と口座開設時のポイント

バーチャルオフィスに関する5つの不安

起業を決意したとき、必ず直面する法人銀行口座の壁

「バーチャルオフィスでも法人の銀行口座は作れるの?」
「どの銀行にすれば審査が通りやすいの?」
そんな不安や疑問をお持ちの方は少なくありません。

近年、金融犯罪の増加や審査の厳格化により、法人名義の銀行口座の開設ハードルは高くなっています。特に、物理的な拠点を持たないバーチャルオフィス利用者にとっては、「本当に開設審査に通るのか」「バーチャルオフィス利用で不利にならないか」といった懸念がつきものです。

そこで今回は、GMOあおぞらネット銀行マーケティング担当の遠藤さまに、法人口座開設に関する実情や審査のポイント、スモールビジネスを支えるサービスについてお話を伺いました。

バーチャルオフィスだから口座開設できない」は誤解。GMOあおぞらネット銀行では、実際に行う事業の内容が具体的に確認できれば、バーチャルオフィスでも法人口座を開設できます。

これから起業を考えている方にとって、「最初の一歩」でつまずかないための実践的なヒントとなる内容です。

対談者

 

GMOあおぞらネット銀行株式会社
マーケティンググループ

遠藤零那 さま

 

株式会社ワンストップビジネスセンター
取締役社長

生田泰啓

ー ここ最近、口座開設するのが難しくなっているということを耳にすることがありますが、現在の金融業界を取り巻く状況やトピックスについて教えてください。

近年、金融犯罪の手口は高度化・多様化しており、特にSNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺、インターネットバンキングを悪用した不正送金などが急増しています。

例えば、2024年にはSNS型投資詐欺とロマンス詐欺の被害額が合計で1,059億円を超え、特殊詐欺の被害額を上回る深刻な状況となっています。 また、インターネットバンキングに関わる不正送金の被害額も過去最多を記録しています。

ー 確かに、物騒なニュースが多いですよね。その様な状況の中で御社の対応方針を教えてください。

金融犯罪の手口が年々巧妙化・多様化する中、銀行としては「申請者の本人確認や事業内容確認だけでなく、実際に事業が行われているかどうか」を丁寧に審査する必要性が一層高まっています。そのため当社では、口座開設時の審査はもちろんのこと、開設後も取引状況のモニタリングや定期的な実態確認を通じて、リスクの抑制に取り組んでいます。

一方で、厳しくすることが目的ではありません。事業に真摯に取り組んでおられるお客さまには、安心して口座をご利用いただけるよう様々なセキュリティ対策を講じています。

またGMOあおぞらネット銀行では、法人口座の申込みを検討している方がスムーズに手続きを進められるよう、審査のポイントをわかりやすく提示しています。さらに、事業内容を正しく伝えるためのガイドも用意しており、初めての開設でも安心してお申し込みいただけます。

このように、当社では「リスクの排除」と「事業者支援」の両立を目指し、テクノロジーも活用した効率的な対応を進めています。

ー 続いて口座開設についてです。単刀直入にお伺いしますが、バーチャルオフィスを利用していても、口座開設は可能でしょうか?

はい、可能です。実際に、シェアオフィスやバーチャルオフィス利用者さまの口座開設数も年々増加しています。ワンストップビジネスセンターさんからも多くのお客さまをご紹介いただいています。

先程、郵便管理の現場も拝見しましたが、郵便物の受け取り・保管・転送の対応がしっかりされていたので、改めて好印象を持ちました。

ー 口座開設の審査で重視しているのはどんな点でしょうか?

当社で最も重視しているのは、「事業内容を確認できる書類」です。

具体的には、次の3つのポイントを確認しています。

1

登記上の会社名・所在地と、提出書類の記載内容に相違がないこと

2

事業や取扱商品の具体的な内容(価格、販売方法、サービスの流れなど)が、提出書類から明確に分かること

3

実際に事業活動が行われているか、または事業を開始しようとしているかどうかが分かること

法人設立直後であっても、事業の実態が確認できれば、問題なく審査を通過するケースは多くあります。

事業の実態を確認しやすくするためには、例えば、以下のような資料をご用意いただくとスムーズです。

事業内容が分かるWebサイト・パンフレット・事業計画書
取引が確認できる 契約書・見積書・請求書・発注書

以下のような資料も有効です。

取引先とのやり取りが分かる メールやLINE等のメッセージ履歴
SNS(X・Instagram・YouTube等)での事業内容に関する投稿

特に創業初期で、まだ取引先が確定していない場合は、契約書などが揃っていないことも多くあるかと思います。

そのような場合には、商品概要書、事業計画書、営業活動の記録(送信済みメールや提案書など)といった、「これから事業に着手すること」が分かる資料を提出していただくと、実態の裏付けとして有効です。

ー 審査をスムーズに進めるためのアドバイスはありますか?

ここまで紹介したように、当社の法人口座の開設で最も重要なのは、『事業の実態を確認できるかどうか』です。

GMOあおぞらネット銀行では、その判断のために、次の2つの視点を重視しています。

1. 具体的な情報

登記簿上の事業目的だけでは、実際の活動が分かりません。「何を」「誰に」「どのように」提供しているのかを、具体的に説明する資料をご提出いただくとスムーズです。(例:Webサイト、パンフレット、事業計画書など)

2. 客観的な情報

第三者が見ても「実際に事業が動いている」と分かる客観的な書類やデータも重要です。契約書や請求書、顧客とのやり取り、SNSでの発信内容などが該当します。このように「具体的」かつ「客観的」なデータを揃えていただくことで、当社としても事業実態をより正確に把握でき、スムーズな審査につながります。

スムーズに口座開設を進めるためには、必要書類をあらかじめ準備しておくことが大切です。事業計画書やWebサイトなどを通じて、「どんな目的で」「どんな手段で」「どんな収益を得ようとしているのか」といった事業の全体像を第三者が理解できるよう整理しておくと良いと思います。

また、事業内容や代表者情報、連絡先を掲載したWebサイトがあると、事業の信頼性をより明確に伝えられます。

さらに、資本金の設定もポイントです。形式的な金額ではなく、当面の運転資金をまかなえる水準を目安にすると安心です。一般的には、100万円以上を目安にするケースが多く見られます。

これらの準備を行うことで、事業の実態や計画の具体性を明確に伝えることができ、結果として審査もスムーズに進みやすくなります。

ー 審査を受ける際に注意すべきことはありますか?

はい、いくつか注意点があります。

例えば:

・無料ドメインのみで作成した簡易的なWebサイトだけでは、事業の具体性が十分に伝わらない可能性があります

・顧問税理士との契約書やホームページの作成を外部に発注した契約書など、「事業内容そのもの」に直接関係しない書類では、審査資料として評価が難しいこともあります

重要なのは、「この人は本気で事業を始めようとしている」と思ってもらえるだけの情報の質と説得力です。見た目の立派さよりも、“中身”を意識して準備するとよいと思います。

ー 固定電話や資本金額などは審査に影響しますか?

いいえ、固定電話の有無や資本金の額そのものは、直接的な審査結果に影響しません。それよりも重要なのは、どのような事業を行い、どのような取引先や関係者とつながっているのか――つまり、事業のリアリティです。

例えば、実際の活動内容や収益化の見込みが具体的に説明できれば、資本金が少額でも口座開設できるケースは多くあります。

ー バーチャルオフィスの住所を利用していると、不利になることはありますか?

いいえ、バーチャルオフィスを利用しているからといって、審査で不利になることはありません。実際に、当社でも多くのバーチャルオフィス利用者さまが口座を開設しています。

ただし、注意点がひとつあります。登記不可の施設や、郵便物の受け取りができない住所を利用している場合は、口座開設ができません。口座開設後、ログイン情報などを「転送不要の簡易書留郵便」でお送りするため、確実に受け取れる環境が必要です。

ワンストップビジネスセンターさんは法人登記可能で、郵便物も問題なく受け取りができますし、契約者さま向けに口座開設のサポートもされているようなので、相談されるとよいと思います。

ー これまでのお話で、事業内容をしっかり示すことの大切さがよく分かりました。実際、口座開設を希望される方の審査通過率はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、口座開設には銀行としての審査がありますので、すべての方が必ずしも通過できるわけではありません。

ただし、審査が通らない理由の多くは、提出書類の不足や情報の不備といった“形式面での不備”によるものがほとんどです。事業内容がしっかり整理され、必要書類をご提出いただいているお客さまについては、スムーズに開設が進むケースが多いですね。

つまり、ポイントを押さえて準備していただければ、安心してお申し込みいただける環境になっています。

さらに当社では、必要書類を出していない方や、提出書類に不備がある方に対しても、サポートの連絡をしています。

口座開設審査時は、銀行に質問すらできないのでは?と思われがちですが、当社としてもなるべく多くの皆さまのビジネスのお手伝いができるよう、当社にて口座開設をしていただきたいと思っています。

そのため、不明点はそのまま放置するのではなく、遠慮なく当社まで質問していただけると幸いです。

ー 書類が整っていれば、高い確率で口座開設できるんですね。では、次に気になる「審査にかかる時間」について教えてください。起業初期の忙しい時期でもスムーズに進められるのでしょうか?

審査の平均所要日数は約1.3日(※)と、非常にスピーディーです。本人確認の方法によっても異なりますが、セルフィー動画を用いたeKYC(オンライン本人確認)を選択いただくと、最短で即日に口座開設が完了します。

開業直後で忙しい時期でも、オンライン完結で手続きが進められるため、スタートアップやスモールビジネスの方にもご好評いただいています。

※2025年8月法人口座開設実績

ー ここからは、御社ついてお伺いします。GMOあおぞらネット銀行さんの方針や特長を教えてください。

当社は「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をビジョンに掲げ、お客さま本位で、最新テクノロジーを活用した金融サービスの開発・提供に取り組んでいます。スモールビジネスやスタートアップ向けの利便性の高いサービス提供に注力しており、オンライン完結の口座開設申込や、各種手数料の安さなどが特長のひとつです。

また、BaaS(Banking as a Service)を通じて、パートナー企業さまとの提携による金融サービスの拡大・利便性向上にも取り組んでいます。

例えば、証券と銀行サービスを融合した新サービスを提供したり、BaaSの一つのサービスとしてデジタル通貨発行の役割を担ったりするなど、金融サービスの価値の最大化に貢献しています。

これは、他の銀行にはない、エンジニアが社内にいる当社だからこその強みです。銀行機能やシステム活用に不安をお抱えの方でも、安心してお使いいただけるサポート体制が当社にはあります。

ー 他行と比較した際の特徴をさらに詳しく教えてください。

創業初期は売上が不安定な中でも、多くの手続きや資金管理が求められます。当社では、そうした負担を軽減し、事業に集中できる環境を整えることに注力してきました。都市銀行や他のネット銀行と比べても、コスト面・利便性・外部連携面での柔軟性といった点で大きな違いがあります。

特に、起業初期の法人を対象にした振込手数料の優遇や、クラウド会計ソフトとの高度なAPI連携などは、他行ではあまり見られない当社独自の強みです。振込手数料は業界最安水準(※)であり、資金規模が限られる創業期において、毎月の固定費が抑えられます。会計ソフトと無料でAPI連携ができることで自動仕訳や入出金のリアルタイムで反映され、会計業務の効率化にもつながります。

また、社会保険料・国税などの口座振替にも対応していますので、バックオフィスの管理負担を軽減します。

このように、単にオンラインで便利というだけでなく、スタートアップやスモールビジネスの立ち上げから運営フェーズで求められる機能やサポートを「最初から整えられる銀行」であることが、当社の大きな特長です。

※2025年10月1日時点の各社公表資料等による当社調べ。調査対象範囲は、大手行およびインターネット専業銀行のうち法人顧客向け口座を提供している銀行を対象にしています。また、各社の手数料割引のプログラムや期間限定等のキャンペーン等は除いています。

ー 利用者目線で見ると、GMOあおぞらネット銀行を使う最大のメリットは何でしょうか? 実際にどのような点が特に高く評価されていますか?

起業初期の事業者が直面する「コスト負担」「資金管理」「業務効率」の課題に対し、当社は実用的で即効性のある解決策を提供しています。

利用者さまから特に評価されているポイントは、振込手数料やスピーディーな口座開設、夜間や週末でも資金移動や残高確認が可能ということや経理作業を効率化する機能性の部分です。

振込手数料は、他行宛てへの振込が業界最安水準の143円(税込)、当社間は無料。さらに、設立1年未満の法人さまは、登記上の設立月から12カ月間、20回までの他行宛て振込手数料が無料となる特典もあり、創業期の資金繰りに大きく貢献します。

また、条件を満たせばeKYC(オンライン本人確認)により即日で口座開設可能なのでスピードが求められるスタートアップに適した体制です。

このように、低コストかつ高効率なサービス設計により、利用者の経営負担を最小限に抑えられる点が、最も高く評価されています。

必要な機能が揃い、使いやすさにも優れているため、起業したばかりの方でも安心してメインバンクとしてご利用いただけます。

ー バーチャルオフィスを利用して起業を検討している方へメッセージをお願いします。

「バーチャルオフィスだから口座が開設できない」ということは、当社ではありません。実際に、当社をご利用いただいている多くの契約者さまが、バーチャルオフィスを登記先にされ起業しています。

当社では、利用者の皆さまに対して、公平かつ迅速な審査を行っており、事業の実態や意図をしっかりとご説明いただければ、創業間もない方でも、安心して口座を開設していただける環境を整えています。

起業初期には、資金管理や各種支払い、入出金の流れを安定させることが重要です。当社のサービスは、そうしたスタートアップの皆さまの「はじめの一歩」を支えるために設計されています。

ぜひ、起業のパートナーとして、当社のサービスをご活用ください。口座開設に関するご不明点やお悩みがあれば、いつでもお気軽にお問い合わせいただければと思います。

私たちは、チャレンジする起業家や事業者さまを、金融面からしっかりとサポートしていきたいと考えています。

ー 最後に、ワンストップビジネスセンターへの期待があればお願いします。

これからの時代、起業や副業のスタイルはますます多様化していきます。そうした中で、バーチャルオフィス事業者の皆さまとは、これまで以上に起業後の継続支援やビジネス成長の伴走者として、より密に連携していけたら理想的だと考えています。

金融機関としても、信頼できるパートナーとのネットワークは非常に重要です。ワンストップビジネスセンターさんとの連携をさらに強化して、多くの起業家をサポートさせていただきたいです。

※記載内容は2025年10月時点の情報です。最新の情報については、公式サイトでご確認ください
※口座開設には審査があります。審査の結果、口座を開設いただけない場合もございます

 
 

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