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原田麻純さん

ユーザーとの一体感のある運営で、温かみを感じる

現役病院勤務医師・産業医として活躍しながら社会課題の解決に向けて起業している原田さんにインタビューしました。「バーチャルオフィスを使うことはもうあたりまえの選択肢として定着している」と嬉しいお話しをしていただきました。

原田 麻純

ヘルスプロモーション支援
Medit代表 /産業医/総合診療医

鹿児島県鹿児島市在住
ご利用店舗:ワンストップビジネスセンター福岡天神店

東京大学文学部 を卒業後、広告制作会社に就職。その後医療業界に進むために鹿児島大学医学部へ。病院での総合内科勤務を経て2022年5月に起業という、異色の経歴を持つ。現在でも病院勤務医・嘱託産業医として医療に従事する現役医師としても活動している。

「ヘルスリテラシーの成長と 発達が、時代の転換期のあらゆる葛藤を乗り越え、よりしなやかで持続的な社会へシフトしていくためのエンジンの一つになる」と志し、Meditを運営する。

マーケティングとクリエイティブの共通言語を持ちながら、医療的なアセスメント・コンサルティングまで単独でシームレスに遂行できる唯一無二の希少性を生かした価値創出を提供している。

趣味はカメラとキックボクシング。

HP:https://www.meetmedit.com/
X:https://x.com/MEDITstaff

広告ディレクターを経験後に医療の道へ

ご経歴について教えてください。

大学では文学・社会学・心理学・情報とコミュニケーションについて幅広く 学び、新卒で広告制作会社に就職して、広告の制作ディレクターをしていました。

その後、医療へのキャリアチェンジを志して医学部に学士編入学し、医師免許取得後は病院勤務を続けながら嘱託産業医として産業保健分野に従事しながらも、ヘルスプロモーション企画の仕事をするために起業するという、マルチキャリアの道を歩んできました。

起業したきっかけは何だったのでしょうか?

医師として働く中で、病院での治療だけでなく、人々の生活全体を見据えたヘルスケアの必要性を強く感じるようになったことがきっかけでした。

病院の中で患者さんを待っているだけだと、構造的な課題の解決、言い換えれば世の中の課題の上流からの対処ができないと感じたんです。病院では心身の不具合を解決するためのお手伝いはできますが、その不具合は周りとのつながりだったり、教育だったりといった、社会的な要素からくることも多いんですよね。この上流の部分にもリーチするため、病院外の活動が可能になるように起業しました。

社会課題の解決を目指す、いわゆる「社会起業家」ですね。

そうですね。思えば、離島での医師としての勤務経験が大きな転換点になりました。そこで、健康とは単に病気がないことではなく、自分の体や心の状態が良く、生活のあり方に満足し、幸福に生きることだと実感したんです。この経験が、医療の枠を超えた活動をしないといけない、という意識につながったのだと思います。

これまでの経験は起業のきっかけになっただけでなく、強みにもなっています。特定の専門分野だけでなく、元文系・元会社員・総合診療医・産業医 など複数のキャリアの経験があることは非常に強みです。

具体的にどのような活動をされていますか?

私自身が病院勤務を継続することと並行して、Meditでは、ヘルスプロモーションに関わる企画を手掛けています。目指すことは民間企業が医療・ヘルスケアに関連する事業を行う際に、医療のプロフェッショナルのサポートにより少しでも成功確率を高め、事業のインパクトを大きなものにすることです。

例えば、ヘルスケア事業を始めたい 企業や、ヘルスケアについて発信したい企業や個人、今の事業にヘルスケアの視点を入れたい企業など、パートナー様の企画チームに私が入っていって、医療の視点を提供しています。

ですので、提供しているサービスは協業パートナー様とお話する中でゼロから形をつくっていきます。このように今現在は協業をメインにプロジェクトを進めるスタイルを取っています。

事業開発の心強いサポーターですね。実際にどのように関わるんですか?

必要な専門領域の情報を組み合わせることで、新しい価値が生まれるようにご提案しています。私は「キュレーター」のように情報を再編集し届けることをイメージしています。一般の会社が医療関係の事業を始めたり、改善したりする時のサポート役でもあります。

最近お仕事をご一緒し始めた企業様では、ヘルスケア関連の事業を企画する当初、特定分野の専門家に相談したことがあったそうです。でも、専門家一人だけだと、その方の方法論 に偏ってしまい、他の選択肢が見えづらくなってしまったそうです。

そこで私のような立場の人材に価値を感じていただけたようです。元会社員としてマーケティングの共通言語を持つ視点を生かし、「こういう方向性もあるよ」「この分野ならこの専門家がいいんじゃない?」と、いろいろな選択肢を提示します。ちょっと引いた目線で評価したり、いくつかの選択肢を示せる立場の人材として重宝いただいています。

事業の目標は何ですか?

私は医療の専門家なので、体と心を軸にして、それを守り育てるための知識や方法、環境調整の仕方を広めていきたいです。そのために、産業保健という分野と、ヘルスプロモーション企画の仕事という2つのアプローチをしています。

最終的な目標は、子どもの健康が尊重される社会を作ることです。

そのためには、まず大人たちが自身の健康を管理し、環境を改善する力を持つことが重要だと考えています。大人が自分の体と心の健康を維持する力を持つことで、多くの子どもの健康と幸福につながると思っています。

起業にバーチャルオフィスを使うことは一般的だと感じていた

続いてワンストップビジネスセンターのご利用についてお話を伺います。当社利用のきっかけは何だったのでしょうか?

事業住所に自宅の住所を使うのは色々と不便や不安を感じていて、ホームページや名刺に記載する住所が必要になったことがワンストップビジネスセンターとの出会いのきっかけでした。

バーチャルオフィスっていう選択肢自体は、迷わずにパッと頭に浮かんだんですよ。一般的な知識としてバーチャルオフィスを認知していたので、最初から候補として考えていました。

他のサービスオフィス、またリアルオフィスと比較しましたか?

はい。福岡を拠点に営業をしていこうと思っていたのでまずはエリアを福岡か住まいのある鹿児島で設定しました。また、ワークスペースを確保することも、自宅で執務することも並行して検討したかったのでバーチャルオフィスのみでなく、シェアオフィスやコワーキングなども含めて広く検討しました。

比較して検討した結果、ワークスペースは必要な時だけドロップインで利用したほうが固定費も抑えられると考え、バーチャルオフィスを使うことに決めました。

ご契約の決め手を教えていただけますか?

運営とユーザーとの一体感を感じることや、企業の姿勢に共感したことが決め手で最終的にワンストップビジネスセンターに決定しました。

比較したバーチャルオフィス事業者の中では、ワンストップビジネスセンターはコストが安いだけでなくサポート体制が充実していました。オンラインで完結しながらも、カスタマーセンターが分からないことなどに丁寧に答えてくれたので、助かりました。

ワンストップビジネスセンターの第一印象を教えてください。

ワンストップビジネスセンターから発信されている様々な情報への第一印象が本当に良かったです。ユーザーとの一体感や、運営の温かみを感じました。

家具屋さんから、場所を提供するバーチャルオフィスへ、という会社のヒストリーにも共感しました。

実際に利用してみて、不満を感じることはありますか?

不満はまったくないんです!
契約後も端々から運営の温かみを感じています。送られてくるメールの文章だったり、イベントだったり、ホームページなどから居心地の良さみたいなものをすごく感じています。

最近印象的だったことがあります。エコノミープランからビジネスプランに契約プランを変更したのですが、その際にご案内いただいた窓口の方がもう本当に懇切丁寧で、 もう、すごくありがたかったです。

ワンストップビジネスセンターへの今後の期待、要望を教えてください。

同じエリアで契約する人たちと交流できる機会があるといいですね。もしくは、共通点がある人同士で集まるのも面白そうです。例えば、ゴルフが好きな人・猫好きな人・同じ地域の出身者など。

仕事以外のところで、ワンストップビジネスセンターのユーザーさんとつながりたいです。自然な交流を起業家同士でできたらいいなと思います。

原田さんご自身の今後の展望をお聞かせください。

これからも、人々の健康と幸福を追求する活動を通じて、社会に新しい価値を提供し続けたいと考えています。医療と社会との間の媒体として、ヘルスケアの新しい可能性を追求していきたいですね。

オフショット:ご趣味のキックボクシングジムにもお邪魔させていただきました!ありがとうございました。

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