竹本アイラさん
会社だけでなく個人でも住所利用ができるのは助かります
北海道から鎌倉に移住し、現在は企業向けの幹部育成コンサルティングと「話し方」の講師を務める竹本さんにインタビューさせていただきました。ワンストップビジネスセンターをご利用されたきっかけは、ご友人からの紹介だったそうです。「料金とサービスがすごくシンプルで利用しやすい」とご評価いただきました。
竹本 アイラ
株式会社MoonGate代表取締役
神奈川県鎌倉市在住
ご利用店舗:ワンストップビジネスセンター表参道店
25年間フリーアナウンサーとして活動。
2004年に会社設立し、研修コンサル事業をスタート。億単位で売上や利益が向上したクライアントも存在する。
2021年3月より個人向け「オンライン話し方アドバイザー」養成講座を開講し、定員を上回る80名が受講。
BtoBとBtoCの両方で事業を展開
現在取り組まれている事業を教えてください。
大きく分けて2つの事業を運営しています。
1つは、企業向けの幹部育成コンサルティングです。企業研修を行い、社長含めた取締役や部長クラスの方々の育成、コミュニケーションスキルの向上やマネージメント能力の開発などをしています。もう1つが、話し方を一般の方に教える事業です。「ことば」を分析し改善する話し方講座「話し方アドバイザー養成講座」などを行っています。
BtoBとBtoCの両方で事業を展開されているんですね。起業して20年とのことですが、紆余曲折を経て現在に至られた感じでしょうか。
そうですね。会社を設立した当時は北海道に住んでいました。その時は会員になってもらった地元の主婦の方々向けに情報発信をしたり、アンケート調査を行って企業にマーケティングのデータを販売したり、主婦と企業を繋げるといったイベントを企画したりしていました。例えばリアルに主婦の意見を聞きたいというハウスメーカーがあれば座談会を行ってモデルハウスを作ったり、飲食店のメニューを開発させて頂いたりと、色んなことを手掛けていましたね。
でも当時、まだ北海道では少し早過ぎたのか提供しているサービスの価値を理解していただくには苦労しましたね。また私自身、まだ会社経営というものをよく理解していなかったという面でもとても苦労した覚えがあります。
何か具体的に覚えている、苦労したエピソードはありますか?
営業は大変でしたね。価値があるとは考えていたものの、いくらで売ればいいのかよくわからない。あとは、座談会に来るはずの主婦の方がいらっしゃらないとか、そういうことが多かったです。
そうした際、何かコツなんてあるのでしょうか?
コツは、やはりリサーチですよね。競合他社がどれくらいで売っているのかを見て、それを参考にするっていうのが一番いいと思います。
現在の事業に転換したきっかけは何だったのでしょうか?
2011年3月の東日本大震災が起きてしまった時、起業時からやっていた主婦と企業を結ぶプロモーションやマーケティングの仕事が企業側の予算削減という理由ですべてなくなってしまったんです。その時に景気に左右されないもので私にできることが何なのかを考えたとき、長年ずっと喋る仕事をしてきたので、これを教えようと決めました。
テレビやラジオのお仕事をされていたんですよね。
はい。テレビのレポーターやラジオパーソナリティを25年以上勤めていましたので、そこでの経験が活かせるんじゃないかと考えました。周りの経営者に取り組もうとしていることについて話したら、自社の社員に教えてほしいとか、自分も習いたいとかいう話が挙がったので、そのときにBtoCの一般向け講座とBtoBの研修事業をやり始めたという流れです。
家族からの提案で鎌倉へ移住を決断
北海道から鎌倉へ移住されたのは、どういう背景があったのでしょうか?
もともと、仕事の拠点に関しては東京などのほかの都市にも展開したいと考えていました。北海道で起業してみて、自己投資したり会社で教育費を払ったりする人が北海道だけではパイが少ないと実感したんです。それで10年くらい前から東京でも仕事を始めたら、北海道と比べて企業にも一般の方にも研修やコンサル、講座の需要があったんです。仕事の範囲をまずは北海道に住みながら広げ、無事に販路を拡大できたタイミングで娘の進学というライフイベントもあったので、思い切って鎌倉に移住しました。
ご自身の仕事の今後など、じっくり向き合える家庭環境があってこそなのでしょうね。
仕事の拠点を東京にしようと決めたとき、娘が東京に行きたい高校があるというので、進学が決まったら娘と2人で都内に住もうと思っていたんです。そしたら、夫が自分もフリーでどこでも仕事できるから、一緒に行くと。うちの夫はカメラマンの仕事をしていて、個展などに重きを置いてアーティスト活動している感じでした。
移住先を東京ではなく鎌倉にした理由は何だったのでしょうか?
家族で完全に移住するとなると、大移動じゃないですか。それで移住について本格的に話し合いをしたとき、東京は狭いから家の家財道具一式持っていくとなると家賃高いし狭いし、それなら郊外はどうだろうとなり、夫の口から「鎌倉はどうか?」と提案されたんです。
たまたまですが、実はその話し合いの半年くらい前に仕事の打ち合わせで鎌倉に行ったことがあったんです。そのとき夏休み中の娘も連れていたのですが、打ち合わせ場所だった相手の家が古民家の平屋で、縁側があって庭先にウインドサーフィンの帆が干してあり「なんて素敵な生活だろう」って思っていたんです。だから夫から鎌倉を提案されたとき、満場一致で「よし!」ってなって移住先が鎌倉に決まりました。
羨ましいです。そうすると、オフィス共有サービスを活用し始めたのは鎌倉に移住されたあたりからですか?
5~6年くらい前から利用していたので移住前からですね。東京の仕事が増えてきて札幌と東京が半分、さらに大阪や名古屋にも行っていたのですが、東京の住所があるとクライアントからの信用度など全く違います。なので、札幌本社、東京支社と名刺にも記載していました。
そこから、オフィス共有サービスで会社の登記自体を変えられると思い、3~4年前に東京に本社を移転しました。その際に会社名も変えましたが、札幌に住んでいても東京が本社だと「東京のコンサル」となるので、そういうところの信頼度は全く違いますね。
郵便転送や会議利用などが便利
ワンストップビジネスセンターはいつ頃からご利用いただいていますか?
2年ほど前からです。それまではシェアオフィスを借りていましたが、潰れてしまいまして「売却することになったから今月中に出ていってください」と言われ、慌てて探しました。馴染みのある同じ地域で探したら、ワンストップビジネスセンターに辿り着きました。
オフィス共有サービスを探していた際、他社と比較されましたか?
比較はネットでしか行っておらず、あとは友人に相談しました。その友人からはワンストップビジネスセンターが合っていそうだと勧められたんです。
ワンストップビジネスセンターに決めたポイントはどこだったのでしょうか?
決めたポイントは値段とミーティングルームが借りられる点ですね。また、郵便物の転送サービスなども決め手でした。
その前に借りていたシェアオフィスでは、その施設で仕事することはほとんどなく郵便物を引き取るためだけに足を運ぶ状態だったので、郵便物を転送してくれることはすごくありがたいなと思いましたね。
実際に使ってみた感想はいかがでしょうか?また、利用する前に懸念していたこと、実際に利用してみてギャップがあれば教えてください。
料金とサービスがすごくシンプルで、利用しやすいですね。割とわかりやすくホームページで申込みから契約まで完結するのは便利だと思います。
ただ、懸念していたわけではなかったですが、使ってみてのギャップとしては、私が提供住所(利用できる住所)に実際に行ってみたとき、どこのビルかよくわからなかった経験がありました。なので、クライアントに場所をどう説明しようかなと困ることはあります。
最後に、ワンストップに対する今後の期待やご要望があれば教えてください。
会社だけでなく個人でも住所利用ができるのは助かりますね。私自身が自宅の住所をさらさずに起業できているのはもちろんですが、私の受講生には個人事業主の方も多いです。個人事業主の方からは、ビジネスの相手に自宅を知られたくないというお話はよく聞きますので、そうした方にもワンストップビジネスセンターはマッチするサービスだと思いますよ。
なるほど、参考になります。この度は、ありがとうございました。