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満田勝さん

医療業界のイノベーションの実現に向けた新たな挑戦

大学発ベンチャーとして、革新的ペプチド合成技術の活用を通じて、ペプチド医薬品の普及に取り組む株式会社ペップイノーバの満田さんにインタビューしました。ご自身のキャリア、事業の立ち上げや法人化の経緯、今後の展望などをお話いただきました。ワンストップビジネスセンターを利用し続ける理由としては、コスト面や総合的な使い勝手の良さを上げていただきました。

満田 勝

株式会社ペップイノーバ 代表取締役社長
中部大学先端研究センター特任教授 博士(薬学)

愛知県春日井市在住
ご利用店舗:ワンストップビジネスセンター名古屋駅前店

大手化学会社である株式会社カネカの研究所長、カネカグループでゲノム創薬・バイオ創薬研究をサポートするジーンフロンティア株式会社社長を経て2022年4月より現職。
現在は中部大学発ベンチャーの株式会社ペップイノーバにて、ペプチド医薬品の製造で医療業界や社会にイノベーションを起こすべく、日々奮闘している。

HP:https://pepinnova.com/

技術開発者から大学発ベンチャー経営者へ

長年製薬業界で実績を重ねてこられています。まずはカネカ時代のお話しについてお聞かせいただけますか。

はい、カネカに勤務していた際には、基本的には医薬関係のモノづくりに従事していました。様々な種類の医薬品を、効率よく高品質でつくる、というのがミッションですね。他の製薬会社と組みながらも、カネカ独自の新しい技術を使って医薬品づくりを行っていました。医薬品については、製造元というよりは黒子になりながら社会を支えていました。

私はそうしてカネカで医薬品関係の領域でずっと研究開発に従事し、カネカの研究所長も務めました。そこで定年退職も近くなってきて、自分の人生設計を考えた時に、同じ会社にずっと居続けるというよりは、次の展開を目指したいな、という思いが改めて強くなりました。

そうして大学発ベンチャーの代表に就任されたんですね。

はい。いくつか選択肢はありました。
たとえば、IPOを目指している企業の役員として内部統制を強化してほしいと声をかけてもらいました。同じタイミングで、中部大学が初の試みとして大学発ベンチャーをつくりたいと考えているという話がありました。これが、私自身の技術的なバックグラウンドと一番マッチしていると感じたんです。実は今のキャリアを選択した決め手は本当にそれだけと言ってもいいと思います。

そこから2022年4月に中部大学の特任教授に就任し、同大学で初めての大学発ベンチャーとしてこの会社を立ち上げました。

ワンストップビジネスセンターのシステムなどを利用しながら、あまりコストをかけずに3ヶ月くらいでまずは会社を作りました。

大学外で法人設立、時間をかけずに事業化へ

現在は、どのような事業展開をされていますか?

ペップイノーバでは、カネカ時代と同様、独自の新たな技術を使い、低コストで高品質のものを大量に生産することを目指しています。

もともと大学内に技術のシーズ(種)はあったんです。けれども、市場に繋げることは今ひとつできない状態でした。学内からマーケットに入り込むのはなかなか簡単なことではありません。

大学発シーズを市場に社会実装することを目指した取り組みをしている大学は少なくないんですけどね。いざ実装するとなると、なかなか難しいんです。「どうぞこの技術を使ってください」というスタンスでは普及しないので、マーケットに入り込んで自らプレイヤーになってその技術を使っていくことが重要だと考えています。私はその市場に入り込む部分を担っています。

大学発ベンチャーなのに、なぜあえて大学外に会社を設立されたのでしょうか。

実は私が着任した当初は大学の住所で起業を検討していました。しかし、中部大学発ベンチャーの第一号ということもあって制度面での環境が整っておらず、法人設立して事業化するまでに時間を要することが分かりました。そこで待ったをかけず、まずは大学の外でこの会社を立ち上げる決断をしました。

今では、大学の制度も整備されましたし、実際に研究などは中部大学のキャンパス内で行っているので、大学に本店を移してもいいのかなと思うこともあります。ただ、手間もかかりますし、コストも安いのでそのままでいいと考えています。

ワンストップビジネスセンターを選択されたご理由は何だったのでしょうか。

ワンストップビジネスセンターを選んだ理由は、全国に貸し会議室があることや料金が安いことなど、総合的にパフォーマンスがよいと感じたからです。何社か比較しましたが、あまり悩まなかったのを覚えています。

当社サービスへのご要望は何かございませんか。

無料で行える郵便物の転送が週に1度だけということです。ほとんどの場合は問題ないんですが、経産省などの省庁関係や税務関係のものだと確認がギリギリになってしまうことがあります。必要に応じてレターパックを使った有料の転送をお願いして、解決していますが・・・。

新たな知の創出と社会実装を両立させる

今後の事業の展望をお聞かせください。

現在、ペプチド医薬品への注目が高まっていますが、従来製法ではコスト高などの課題があり、実際の製品化への適用範囲が限られていました。私たちは全く新しい独自の製造プロセスにより、低コストで大量生産可能な革新的ペプチド医薬品の製造を実現したいと考えています。

医薬品業界は新しい製造方法の導入に対して保守的で高いハードルがあります。ただ、必要があれば飛躍的なイノベーションを実現することも可能です。

大学発ベンチャーならではの強みも活かせそうですね。

ご指摘の通りです。近年、大学発のシーズを事業化する重要性が増しており、大学発ベンチャーへの支援や優秀な起業家の輩出が求められています。大学の知を活用できる強みがあり、恵まれた環境にあると言えるでしょう。

大学によるベンチャー設立は、新たな知の創出と社会実装を両立させる、時代に適した取り組みです。革新的な医療の実現に向けて、より一層、尽力してまいります。

instagramでも満田さんのインタビュー動画がご覧いただけます!

大学教授と社長の二刀流!なぜバーチャルオフィスを?
https://www.instagram.com/reel/C_VKfo5hAzc/

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