石見真二さん
住宅診断を通じて安心を届ける
住宅購入を検討する際、多くの人が見落としがちな建物の“状態”。その不安を解消し、安心して住まい選びができるようサポートするのが、I’m設計 一級建築士事務所の石見さんです。今回は、現在の事業内容や起業の経緯、そしてワンストップビジネスセンターの活用について、お話を伺いました。
石見 真二さん
I’m設計 一級建築士事務所 代表
福岡県福岡市在住
ご利用店舗：ワンストップビジネスセンター福岡天神店
大学で4年間建築を学び、卒業後に住宅営業やCADを学び、その後設計事務所へ入社。設計事務所ではレジャー施設等のビル物設計を中心に建築設計や工事監理を11年経験。もっと現場を学びたい一心で転職をし、施工管理や住宅調査を5年経験。
住宅診断業界では様々な構造（木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造）の建物や工法の異なる建物を経験し、たくさんの建物トラブル（雨漏れ・施工不良）も経験。新築・中古の戸建て（工事中含む）から新築・中古のマンションの調査や建物1棟調査などを行う。
2018年に独立し、住宅診断調査業務を中心に住宅設計や建物鑑定業務などを行う。現在、住宅調査の作業実績は1000件以上となり、経験を活かした診断業務を提供。
住宅診断の専門家として、購入前の安心をサポート
まずは、現在の事業内容について教えてください。
主に『住宅診断』を行っています。中古住宅や新築住宅の購入を検討されている方に向けて、建物の状態を事前にチェックするサービスですね。例えば、構造の金物や断熱、防水といった部分など、建物の段階に応じて様々な検査を行います。
お客様のご希望に応じて診断内容は異なりますが、基本的には「安心して購入できるか」という視点で、建物の状態をしっかり調査し、結果をご説明しています。
診断を受けたお客様の反応はいかがですか？
とても喜んでいただけることが多いです。「こんなところまで見てくれるんですね」とか「これは気づかなかった」という声もよくいただきます。購入者さんだけでなく、売主さん側にとってもメリットがあるケースもあり、双方にとって良い形で進められるのが、この仕事の魅力だと思っています。
設計の現場をもっと知りたくて、独立へ
住宅診断の仕事にたどり着いたきっかけは何だったのでしょうか？
元々は設計事務所に勤めていて、商業ビルやマンションなどの設計を約11年ほど担当していました。ただ、設計中心で現場に出る機会が少なかったんです。「現場を知らないと設計はできない」と思い、思い切って会社を辞めました。その後、タワーマンションやテナントなどの施工管理業務に携わったり、大手住宅診断会社にも携わらせて頂いて、約5年間経験を積みました。
起業時に大変だったことはありますか？
委託契約の取引をやめて独立する際、それまでのお客様を引き継ぐことができないので、ゼロからの集客が一番大変でした。最初の1年は特に苦労しましたね。くらしのマーケットへの出店やホームページ、動画なども活用して、徐々に認知を広げていきました。
バーチャルオフィスは便利な選択肢
ワンストップビジネスセンターを使おうと思ったきっかけを教えてください。
もともと事務所を借りていたのですが、継続的に事務所を借りるのは費用面で難しい。自分で事務所を借りるのは費用面で難しい。でも、自宅の住所を使うのはやはり不安もあるし、大手との打ち合わせもある。そう考えたときに、必要な時だけ使える貸し会議室もあり、事業用に住所も活用できるバーチャルオフィスという選択肢にたどり着きました。
実際に使ってみていかがですか？
とても助かっています。名刺やホームページに掲載する事業用住所として信頼感がありますし、打ち合わせスペースも必要なときに利用できるのが便利です。特に住宅診断のように外出が多い仕事だと、常駐オフィスは持て余してしまうことが多いので、バーチャルオフィスは理にかなっていると感じます。
ワンストップビジネスセンターを選ばれた理由を教えてください。
まず料金とサービスのバランスがとても良かったんです。他のバーチャルオフィス4、5社ほどとも比較検討しましたが、ワンストップビジネスセンターは初期費用が抑えられていて、月額もリーズナブル。郵便転送や電話対応など、必要な機能がしっかり揃っていると感じました。電話転送は私は使っていませんが、必要なサービス、使わないものなど選べるところも良いですね。
料金面に加えて、サービス内容も充実していたということですね。他に決め手となったポイントはありますか？
はい。実際に見学させていただいた際の対応がすごく丁寧だったのも大きかったです。受付の方が親切で、施設の説明もわかりやすかったですし、内装も綺麗で清潔感がありました。ここなら打ち合わせなどでお客様を招くのにも安心だと思いました。
確かに、対面での印象は大きいですよね。ご自身のビジネスにとってもプラスになると感じられたのでしょうか？
そうですね。やっぱり自宅住所を公に出すことには抵抗がありましたし、信頼感のある住所を使えるという安心感は大きかったです。これならクライアントにも安心してもらえるな、と。総合的に見て、ワンストップビジネスセンターが一番信頼できると感じました。
何か改善してほしい点などはありますか？
強いて言えば、来客時に少し戸惑われることがあるという点ですね。共有スペースなので、入口の表札やポストに自分の名前が出ていないと、お客様が迷ってしまうことがあります。最近では、扉に引っ掛けられる名札のようなものがあるといいな、と思っています。
それは実際にオーダーできるサービスもあるんですよ。
そうなんですね！それは助かります。作りたいです。
最後に、今後の展望をお聞かせください。
この仕事は、お客様から「ありがとう」「頼んで良かった」と言ってもらえる機会が多く、やりがいを感じています。今後も、住宅購入を考えている方々の不安を取り除き、より良い選択ができるようサポートしていきたいです。
住宅診断のプロとして、確かな目で住まいをチェックし、安心を届ける石見さん。ワンストップビジネスセンターのバーチャルオフィスも、その活動を支える大切なツールになっていました。
